女は顔じゃない。其のニ
◇自慰で慰める情欲◇

(あんな綺麗な人達に言い寄られているんですもの、私の出る幕はないわ)
自分の容貌を考えれば、西村の心を射止める事など、到底不可能に思えました。
よりにもよって、あれほど競争率の高い男性に思いを寄せるなんて、
(私って、身の程知らずだわ。この気持ちを誰か他の人に知られたら・・・)

物笑いの種に去れるに違いありません。
私は、必死で自分の気持ちを隠し通していました。
けれど想いは募るばかりで、苦しくて堪りませんでした。

(どんなに想ったって、西村さんの眼中に私が入る可能性なんか髪の先程も
 無いもの。西村さんの事は忘れた方がいい。諦めなくちゃいけないのよ!)
こんな辛い思いをするくらいなら、恋なんかしない方がマシ、恋する気持ちを
封印すれば、身を切られる様な苦しみを味わずに済むのに・・・。
そうは思いつつも、なかなか理屈に感情は従えず、
心に蓋をすることは出来ませんでした。

会社で西村に会えるのが楽しみでもあり、苦痛でもあると言う複雑な心境でした。
西村のりりしい輝く笑顔が眩しくて切なくて仕方ありませんでした。
(西村さんの恋人になれたら、私、死んだって構わない!)
諦めなければと己を律する気持ちとは裏腹に、恋心はだんだん過激になって
来るばかりでした。これは、私にとっては真剣な初恋だったのです。

人を恋する情熱は、単に心のみに留まってはいませんでした。
私は、心と肉体は一つに繋がっている、という事実を初めて知りました。
西村を想う時、熱くなるのは心だけではなく、肉体もまたしかりだったのです。
心が火照ると肉体もまた正比例して、カッカと悩ましく疼いてくるのでした。

(ああ、堪らないわ。いったい、どうしたらいいの?)
私は、同年代の女の子たちと比べると、かなりオクテだったと思います。
学生時代は勉強ばかりにいそしんでいて、
性愛に関することはまったく興味がありませんでした。

私の年齢には結婚した同級生も結構いたと言うのに、
私は男性と手すら握った事がなかったのですから、
突然の肉体の昂ぶりにどう対処していいものやら、戸惑いを覚えました。
それでも、肉体の疼きは待ったなしでした。
そんな私が自慰を覚えたのは、ごく自然の成り行きだったのかもしれません。

夜になって家族にお休みなさいを言い、自分の部屋で一人きりになると、
必ず西村の事を想い出し、カラダが熱く火照ってしまうのでした。そんなとき、
(ああ、とてもこのままじゃ眠れそうにないわ。また、アレをするしかなさそう)

罪悪感に駆られつつも、下着の奥に指を忍ばせるのが習慣になっていました。
今時の人達には時代錯誤だと笑われてしまいそうですが、女だてらに性欲に
悶え苦しむなど、私の若い頃は死んでも口に出来ない時代でした。そうとはいえ、
(どうにかして、カラダを鎮めないと発狂してしまいそうだわ!)

若いだけに、肉体の欲求も男女平等、かなり激しいものでした。
下腹の奥の院を指で掻き回さないことには、二進も三進も立ち行きません。

(ああ、抱いて!抱いて、西村さん。華子は、こんなに燃えているのです!)
頭の中は、西村の妄想で一杯でした。指を割れ目に潜り込ませるや、とたんにジュンと
熱い蜜汁が噴き上げてきます。感度は、ビンビンに研ぎ澄まされていまなした。

(あふっ、い、いいっ、気持ちいいんです、西村さーん!)
快感が増すにつれ、声を抑えるのが難しくなってきます。
私は興奮のるつぼにいました。割れ目から脳天へ愉悦が矢継ぎ早に突き抜け、
もう何が何だか判りませんでした。

充血し切った子宮が、次から次へと欲情と快感を交互に生み出しつづけ、
私はもう気も狂わんばかりでした。初めは拙かった指使いでしたが、今ではもう、
寄せては返す波のように襲いかかってくる欲望に立派に太刀打ち出来るくらい、
熟練の域にたっしていました。

(ああ、そうよ、そこ!私、其処がとってもいい気持ちなんですっ。
 そこをクリクリ擦ってもらうと、もうトロトロに蕩けてしまいます!)
西村に恥かしいところを擦り回してもらっている妄想がカラダ中に充満して、
全身がはち切れてしまいそうでした。私は、最も感じやすい肉の芽にそっくりな部分を、
夢中になって転がしていました。本当に、そこは快感の拠点とも言うべき場所でした。

妄想は、深まる一方でした。もともと自己暗示に掛かりやすい体質なのか、
私はすでに自慰に耽っているという現実を忘れ真実、
西村と性愛の営みをしているかのような錯覚に陥っていたのです。
妄想の世界では何も想像しょうが自由、西村は私のモノでした。

(すごいわ、西村さん。西村さんのアソコもの凄く大きくなっている!)
言うまでもなく、私は男性と指先さえ触れたことのない無垢な乙女ではありましたが、
その頃はそれなりに性愛に関する知識は持ち合わせていました。
母親の婦人雑誌を読み漁っていたおかげで、男性が興奮すれば、
その股間がどうなるか、よく知っていたのです。

(鋼鉄のように硬く、業火のように熱い貴方のアレが、いまに私の中に入るのね!)
実際には触った事も見た事も無い男性の陰茎でしたが、自慰に耽っている時は、
実に生々しく想像できたものでした。その色や形、大きさや硬さなど、
具体的にイメージでき、欲望にさらなる拍車をかけたのです。西村の勃起を妄想し、
(あうううっ。入れてっ、もう入ってきて下さい、あなた!)

私は琴でも掻き鳴らすようにして、肉襞を果敢に責め立てていました。
若い血潮の激情は、留まるところを知りませんでした。
どこまで欲情が募るのか、予想も出来ませんでした。

それにしても、人を好きに成ると言うことは、不思議にも恐ろしいものでした。
あれほど真面目だった私を、こんな淫乱まがいの女に変えてしまったのですから・・・。

「ううっ、あああああーっ」
凄まじいばかりの情欲に背中を押され、私は指を二、三本にして、一気に膣口に
抉りいれていました。妄想の世界の中、指は西村の猛々しい勃起と化していました。

私は、妄想に浸りきっていました。指でグチャグチャと肉襞を掻き混ぜる行為は、
西村の逞しい勃起で貫かれている行為と、完全にだぶっていたのです。

淫靡にも、幸せな幻想でした。
現実には、まず起こりえない幻想にたゆたい、私は我を忘れていました。
しかし、快感は確実に私を歓喜の極みへと導きつつあったのです。

「あふううう、も、もうダメ!私、私、もう、もう・・・は、恥かしいわっ」
待ちわびた瞬間が、近づいていました。しゃにむに指で膣穴を穿ちたてると、
これでもかこれでもかと愉悦が噴き上げてきます。

指だけは本能に任せたまま動いていましたが、もう意識は朦朧、
魂がカラダを抜け出してフワフワ辺りを漂っている感じでした。
「あーっ、ほ、ホントにもうダメよっ、イカせて、お願い、西村さーん!」

家族に聞こえていたかもしれない大声を発しながら、
私は自慰の頂点に立っていました。
子宮から鼻の穴にツーンと抜けるような大快美に抉られるや、
(これが本当なら、死んでもいいくらい幸福なのに!)
私は、絶頂と同時に悲哀をも感じていたのです。
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