雪に閉ざされた信濃路で出会った女達。其の五
◇愛液まみれの一週間◇

彼女は私に背を向ける格好で横臥し、膝を竦めて尻を突き出す様なポーズを取りました。
その体勢での挿入だと、バックから致す事になりますが、肛門も弄りやすい体勢で、
彼女なりの知恵だったのかもしれません。

尻の割れ目を掻き広げて淫肉の裂目を探り、肉棒をゆっくりと挿入していきます。
明美ののよりやや緩めな感じではありましたが、そのぬめやかさは明美以上で、
私を感動させました。
いえ、それより自分と親子ほども年の違う女を歓喜させているのだと思うと、
その感動たるや尋常ではありませんでした。

息苦しさに耐えながら、懸命に抜き差しを繰り返します。
肉棒を抽送させながら尻穴には指を押し込み、捏ね回すようにして直腸を抉ります。
直腸内の指の動きが薄い肉壁を通して、膣内に伝わってきます。

「ああーん、よか。すっごくよかぁ」
彼女が腰を捻って唇を吸ってきます。舌と舌を絡ませ、互いの唾液が糸を引くほど
情熱的で淫らな口づけです。接合している下腹部がグチャグチャと淫音を立て、
吸い合っている唇がネチャネチャと粘っこい音を立ててます。

「もう明美なんか抱いたら承知せんとよ。けど、そげんこつ無理か。
 明美を抱いてもよか。けど、あの子を抱いたら、それより一回多くあたしを抱いて」
「分かってる。分かってるってば」

荒い吐息がハァハァと布団の中で交錯します。
さすがに前夜のようにすぐに射精の予感はこみ上げてきませんでした。
が、その分だけ持続力も増して、私は彼女をとことん悦ばせてやる事が出来ました。

二人が動き合っているお陰で、時折布団の縁が持ち上がり、
冷気と共に命の酸素が流れ込んできます。それを一気に胸の臓器に吸い込んで、
再び激しい抽送を繰り返すのです。

「中に出してもよか。今日は安全日だけん」
喘ぎながら彼女が呟きます。
私は思いの丈をすべて肉棒に託して、ひときわ深く彼女の体内に突き刺しました。
その刹那、肉棒が大きく膨張し、彼女の子宮めがけてたぎりを吐き出していたのです。

「あんちゃん、ありがとね」
事を終えた怜子が、布団を引き寄せて起き上がり、恥らうようにして私を見つめました。
四十路の肩は丸く肉づき、胸もたるんで、明美のように形よく盛り上がっていると言う
訳にはいきませんでした。怜子が布団の中という暗闇をセックスの場に選んだのも、
衰えた自身の体を晒したくないと言う思いからだったのかもしれません。

しかし、そんないじらしさや恥じらいもまた、彼女の魅力の一つでした。
私が彼女の肩を引き寄せて唇を吸い、
「好きだよ。怜子さんてすごく魅力的だ。明美になんか負けないで」
と彼女の耳元で囁いたのも、いわば明美に連敗中の彼女へのエールであり、
同時に、失恋して傷心中の自分へのエールでもあったのです。

一戦終えて部屋から出た私を待っていたのは、明美の恨めしげな顔でした。
「怜子ネエサンとやったと?」
「う、うん。けど、お前の時ほどはよくなかった。義理で付き合っただけだよ」
「嘘いわんと!もう二度とやらせてやらんけん!」

明美がプイッと膨れて身を翻します。いやはや女の嫉妬というのはかくもすさまじいものかと、
つくづく思いしらされた日ではありました。

しかし、そのお陰と言うべきか、私の中から失恋の痛手はすっかり霧消し、
雪が止んで一座が地方公演に出発するまでのほぼ一週間、
私は明美と怜子を掛けもちしながら、セックス三昧の日々を送ったのです。

別れの朝、明美の目にも怜子の目にも涙がにじんでおりました。
もちろん私の瞳にも。が、二人の手前、片方だけに声を掛ける訳にもいかず、
結局はどちらとも言葉を交わせずじまいでした。

あれから五十年。雪の信濃路で体験したセックス三昧の思い出は、
失恋の痛手とワンセットになって、今でも私の大切な思い出の一つに成っております。
END
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