肉欲と嫉妬の三年間。其の二
◇可愛い女と呼ばれたい◇

スナックを出ると、私達は抱き合う様にしてラブホテルへ入って行きました。
人目を気にしながらホテルへ入ると言う第一段階から、
私は得も言われぬスリルを味わっていました。

「初めて会ったときから、こうなるような気がしていたんだ」
吉村は、私のジャケットを優しく脱がせてくれました。
私も熱い思いで一杯でしたが、其の一方で取り返しのつかない事をしようとしている
背徳感に責め苛なまれてもいたのです。

何でも初めてと言うときは、ひどく緊張し恐怖感さえ抱くものです。
不倫ともなれば、尚更の事かもしれません。

(ああ、これから私は後戻りの出来ない場所へ行こうとしている。
 夫と子供に顔向け出来ない事をしようとしているんだ・・・)
そう思うと、足がぶるぶる震えてきました。しかし、既に吉村はワンピースの後ろの
ファスナーを引き下ろそうとしています。サイはもう投げられたのです。

「綺麗だ!綺麗な肌をしているねぇ、郁子さん!」
剥き出しになった肩に、吉村の口唇が押し当てられました。
途端、ピピーンと電流が肉体を貫いたようになり、私は喘ぎ声を放っていたのです。

「あっ、あはあーっ・・・」
吉村がランジェリーの肩紐を外し、ブラジャーのフックを取り始めました。
部屋の電灯は煌々と点って、私の肌を余す処なく映し出しています。
「ああっ、は、恥ずかしいわ・・・」

後ろから、吉村が乳房を鷲掴みにしました。わっせわっせと乳房を揉みしだかれると、
女の理性など一度に何処かへ吹き飛んでしのったのです。
「い、いいわ・・・いいわぁ!」
同時に見栄も体裁もかなぐり捨てて、私は快美の声を叫び出していました。

吉村の手がパンティに伸び、引きずり下ろしました。
ますます大きく激しく、快美の火の手が上がってきます。
私は、何もかも忘れようとしていました。吉村の指が、尻たぶをかい潜って
肉の割れ目に達したとき、私の本能が姿を現したのです。

「あうっ、そこよ!そこがいいの!ああっ、もっとォ・・・」
腰を回転させ、私は快美を露わに訴えていました。吉村の指はめまぐるしく動いて、
絶えず割れ目を攻撃し続けています。素晴らしいテクニックでした。

「郁子さんは感じやすいね。ウチの女房とは大違いだ。可愛い、可愛いよ!」
年下の男から45歳の女に向かって可愛いとは随分ですが、
その台詞も私を酔わせて呉れました。
女は幾つに成っても可愛い女と呼ばれたいものなのです。
吉村は、憎い位に女心を把握した男でした。

「ここかい?郁子さんは、ここが好きなのかい?」
絶妙なタッチで、吉村はクリトリスを弾き続けていました。
時には荒々しく時には緩やかに、吉村の指使いは私の肉体を骨抜きにしました。

「あ〜っ、だ、だめっ!もう立っていられないっ!」堪えきれなくなって、
私はドッと俯せに床に倒れ込みました。と、吉村は私のお尻を抱え込んで、
「お尻をせり上げて、舐めてあげるよ」ペロペロと割れ目を舐め始めたのです。
たちまち私は牝獣と化して、乱れ狂いました。
お尻を大きく振りたてて、悶えに悶えてしまったのです。

四つん這いの姿勢で高々とお尻を上げ、私は吉村の舌戯に溺れました。
車の下に潜り込んだ修理工さながらの格好で、
吉村は情熱的な愛撫に打ち込んでいたのです。

「ああっ、あうっ・・・あうっ・・・」
吉村との行為は、何から何まで新鮮でした。こんな愛撫を夫が最後にしてくれたのは、
一体何年前の事でしょう。とても思い出せるものではありません。

尤も、夫ばかりを責めるのも可愛そうと言えば可愛そうです。
3DKのマンションは狭く、子供の目が気に成って、とても大っぴらに夫婦の営みなど
出来たものではありません。私達夫婦の間が疎遠になったのは、
単に倦怠期だからという理由に留まらないのでしょう。

怒涛のようなクンニリングスの最中、私は何度か絶頂に達してしまいました。
それ程吉村は巧みで、それ程私は性の歓びに飢えていたと言えるでしょう。

「私、もう・・・もう死んでしまいそう・・・」
吉村がようやく離れた時、私は早くも青息吐息でした。
まだ前戯が終わったばかりだというのに、
私の肉体にはすがすがしい満足感さえ漂っていたのです。

「随分激しいんだな、郁子さんは。ちょっと気が早すぎやしないかい?」
「そうだったわね、ごめんなさい」
私は、羞恥に紅く肌を染めていました。
歓んでいたのは私だけで、吉村は私の中に這入ってもいないのです。

「このままいくよ。いいね?」
言い終わらないうち、吉村は私のお尻を強く引き寄せました。
バックの体位で、私達は深々と繋がっていたのです。
「あっ、ひいいっ・・・」
またしても、私はあられもない声を発していました。
凄まじい衝撃に胎奥を貫かれ、再び狂ったように腰を揺さぶっていました。

「すっ、すごい!逞しいわ、ああっ・・・」前戯は、やはり前戯に過ぎませんでした。
胎奥に納まった吉村は、圧倒的な力をもって私に迫って来たのです。

「あ〜っ、あ〜っ、深い〜っ・・・」
ズンズンと突かれながら、私は自分をーー自分の欲情を晒け出していました。
何と言う快さ、何と言う開放感だったことでしょう。

この時、私は初めて知りました。快感を思いのままに貪ると言う事は、
即ち自分を解き放つ事。自分を自由にしてやる事なんだ。
と天啓のように悟ったのです。(もう、もうこの男とは別れられない)
予感めいたものを抱きながら、私は吉村の猛攻を受けていました。
肉体の裏側を容赦なく責め立てられて、苦痛にも似た快感に耐えていたのです。

まさに、快感地獄でした。
過度の快感の為に、私は拷問を受けているような気さえしていたのです。
早く、早くこの地獄から抜け出したい。
地獄の出口には、今まで味わった事のないようなアクメが待っているのだ・・・。

「あっあっあっ、死、死ぬっ!」
決してオーバーではなく、本当に死んでしまう、と私は思いました。
それくらい、不倫のクライマックスは悪魔的に強烈な力を私に見せ付けたのでした。
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