ある年の初夏の事、志乃と穴場の近くで一緒にになり、
其の日のメインレースで私の予想した穴馬がヒモに入って、
それに乗っていた志乃も私と同様に大儲けをしました。
私達はそれで満足して、最後のレースは止めにして、
志乃を私の車に同乗させて帰路に就きました。
何時もの様に駅へ向かう途中で、
「むさくるしい所やけど、今日は家へ寄らしまへんか?」
助手席の志乃にそう切り出され、日頃から心憎からず思って居た事でもあり、
私は(渡りに船)とばかり、彼女の家へ車を剥けたのでした。
志乃に案内されて着いた所は、こぢんまりした一階建ての和風建築で、
板塀で囲まれたところなど、如何にも妾宅風の構えでした。
後で知ったことですが、志乃は、若い頃芸者出ていたのを、
地元の染物屋の旦那に引かされ、それからはその人の囲い者になって、
十年ほど過ごしたそうですが、五年程前に旦那が亡くなり、
今は住んでいる家と、可也の手切れ金を貰って、
一人で気儘な暮らしをして居ると言う事でした。
綺麗に片付けられた家の中には他に誰も居らず、
やがてビールが出されて喉を潤して居る内に、風呂が沸き、
勧められて私は先にひと風呂浴びました。
肌着とステテコ一枚の姿で戻って来ると、続いて志乃も風呂へ入って、
浴衣に着替えて戻って来ました。
やがて注文してあった(てんやもの)が届けられ、
「大儲けしたから祝杯をあげましょ」と、はしやいだ口調で志乃が言い、
ビールの栓を抜いて二人で酒宴を始めました。
私はそれほど強くない方ですが、志乃は一人で二本ほど大瓶を空け、
やがて目許が桜色に染まってくる頃には、向かい合っていたのを私の隣へ移って、
どうかすると浴衣の裾も乱れがちに成って来ました。
触れなば直ぐに落ちそうな彼女の風情に、私の助平心は頻りに掻き立てられます。
頃合を見計らって、志乃の肩を抱いて引き寄せ唇を求めると、
彼女は其れを待ち受けて居たかの様に、激しい情熱で応じて来ました。
早速、浴衣の裾を割って利き手を差し込もうとすると、
「なあ、こんな所では何ですさかい、一寸待っておくれやす」
志乃はそっと唇をはずして、立ち上がると奥の部屋へ布団を延べ始めました。
布団を敷き終わるのを待って、私は布団の上へ彼女を押し倒して、
浴衣を剥ぎ取って丸裸にしてから、再び唇を重ね、舌を差し込みました。
最初はお決まり通り乳房を揉んだり、下腹を撫でたりして居たのですが、
やがて指を更に下へ這わせて見ると、外陰部には殆ど毛が無くて、
陰阜には申し訳程度にチョロチョロと生えた柔らかい陰毛が指に触れるだけでした。
それに比べてオメコは全体が肉付く良く盛り上がっていて、
割れ目の中は既に溢れるばかりの淫液でした。
志乃の手を取って、ギンギンに怒張した自慢のチンポ握らせると、
「まあ・・・・」と、驚いた様な声を上げ、後の言葉が出てきません。
私も久し振りの餅肌に巡り会えた興奮で、普段のゆとりを無くしてしまい、
早速、彼女の腹の上へ乗り掛かって、
亀頭の先へ女の淫液を塗し付ける間ももどかしく、
一気にズボ、ズボッと挿入しました。
「あ、あぁぁっ、エエ・・・エエわ、そこ、エエわ」
志乃は喘ぐ様な声を上げて、わたしの背中へ抱き付いたと思うと、
下から持ち上げる様に腰を使って来ました。