性の謎を教えてくれた乳母。其のニ
◇未熟な性知識◇

戦争が終わり数年後お園の夫の死亡が確認され再び私の家に戻ってきました。
そのとき、私は小学六年生になっていました。お園が戻って来て呉れて
嬉しくて嬉しくて、その日は一日中はしゃぎまわっていました。

「また、お坊っちゃんのお世話をさせてまらいます」
懐かしい、お園の匂いがしました。
もっとも、畳に手をついて挨拶されたときは何となく照れ臭くて、
「別に世話してもらわなくっても、ボクはもう、独りで何でも出来るから」
と、言っていました。
「ほんとうに、大きくなって・・・来年は中学生ですね」
「・・・そうだよ」

食料事情の悪い時ですから私の目から見ると、
お園は痩せて一回り小さくなった様に感じました。
でも、実際はそんなに変わらなかったようです。
私の方が大きくなったので、そう感じたのかもしれません。

その時私はふっと、お園はまた私と一緒に寝て呉れるだろうかという
期待を抱きましたが、直ぐに心の中で、
(もう子供じゃあるまいし・・・)と、否定したりしていました。

ところが、お園は其の夜、部屋に来てくれたのです。
長い間、離れていたにもかかわらず、
私の布団を敷くのは当然自分の仕事と言う態度で、
寝室に布団を敷くと、勉強していた私を呼びに来ました。
「坊っちゃん、もう寝る時間ですよ!」
「・・・うん」

私も長い間、離れていたと言う感じが全く無く、素直にお園と一緒に寝室に入り、
布団の上に身を横たえました。
「独りで、眠れるようになりました?」
「だって、お園が居なくなったんだもの、独りで寝るしかないじゃないか」
「淋しかった?」
「別に・・・」
「じゃあ、あたしが戻ってきても、坊っちゃん、独りでお休みになれますね」

私は返事をしませんでした。もちろん、ひとりで眠れない訳ではありません。
直ぐ傍にお園が座ったのでプ〜ンとお園の匂いがしてきます。懐かしい匂いでした。
お園の胸に顔を埋めて、その匂いに包まれながら眠ったとき事が甦ってきます。
なんとなく安心し、甘えたい気もしてきました。
自分では来年は中学生だと言うことを自覚していたのですが、
まるで小学校の低学年の頃に戻ってしまったようなきもちでした。

「独りで?だって、お園はいるじゃないか・・・一緒じゃないと!」
「まあ、ダメねえ・・・しょうがない坊や」
お園は急に笑顔になり、私の布団の中に入ってきて体を並べ、
私の頭の下に腕を入れてきました。プ〜ンとまた一段と強くお園の匂いが
漂ってきます。そんな女の匂いを思わず精一杯吸い込んだ私です。

柔らかな乳房が、目の前にあります。首筋から胸にかけての肌が白っぽく、
ふっと私は引き寄せられるように、その乳房に手をのばしていました。
浴衣の衿元を広げて乳房をつかみ出し、乳首に吸いつきます。
不思議なくらい私はごく自然に乳首に吸い付いていましたし、
お園も何も言わずに乳房を私の口に押し付けたままでした。

私はドキドキしていました。こんな事をしても良いのだろうかと言う複雑な思いでした。
しかし、別に悪い事をしているという風な気持ちはなく、懐かしさの方が強く、思わず
ギューッと掴んでしまい、硬い乳首を舌先に感じて吸うというよりも嘗め回していました。

「あっ、ふう・・・!」
お園の腕に力が入り、私の頭を自分の方に引き寄せます。
お園は溜息をついていました。
そして下半身を私の方にぐっと近づけ、足をからめてきます。

私の全身を抱き締める恰好になりました。そのとき私はチンポがムクムクっと
大きくなるのを感じました。掻いような、くすぐったいような感じがしてきます。

今時の子供たちと違って、その当時の少年は、ほとんど性的な知識はありません。
ましてや、お坊っちゃん育ちの私は性的な事など一切知りませんでした。
ですからお園の乳房を掴み、乳首を吸っても、それは乳母に対する懐かしさと
甘えであって性的な興味からではありません。

お園の匂いにしても、女っぽさと言うよりも、お園の匂いに対する愛着であって、
女性の匂いに魅力を感じたとか、惹きつけられたと言うものではありませんでした。

チンポが硬くなったのも、それは自然現象であって、女体に触れて刺激されて
興奮したと言う意識は、まったく感じていません。むしろ不思議に感じたといった
ほうがいいでしょう。なんで硬くなったのだろうかと言うような感じです。

しかし、お園は大人の女。しかも夫に先立たれたとはいえ、
女の悦びを知っている女であり、性的知識は豊富で、
肉体的に飢えている状態のときです。敏感に私の変化に気付いたようです。
「あら、坊っちゃん・・・」と呟き、ニコリと微笑みました。

私は、なぜお園が微笑んだのか、その時の理由は全く分かりませんでした。
こういうことの総ての理由が判ったのはずっと後のことで、私自分が様々な
女性との交渉をもつようになり、女の気持ちが分かる様に成ってからの事です。

そのときは、一切私はお園の気持ちは判っていませんでした。
私は単純に一緒に布団の中に入り、私を抱く事ができ、
懐かしさにお園は嬉しがっているのだろうとしか考えられませんでした。
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