たった一度の不倫。其の一
〜部下のOLとの欲情ハイキング〜

あれから三十年以上過ぎましたから、最早時効が成立したものと勝手に解釈して、
恥ずかしながら書かせていただきます。四十年以上に及ぶ信用金庫勤めを七年前に
定年退職し、今は、好きな釣りや旅行を楽しみながら日がな過ごしております。

信金マン時代は「無類の堅物」と評され、それなりに上司や部下からの信望も
厚かったと自負いたしておりますが、そんな私にも、若かりし頃にたった一度だけ、
許されざる行為に及んだことがございました。部下を思う一心から始まった過ちとはいえ、
四十年間のサラリーマン生活の中で唯一の「スネの傷」と言えるかも知れません。

結婚して十年ほどたった頃のことですから、三十代半ばのことだと思います。
当時私は、小さな支店で支店次長の職にありました。そんな時、大学を卒業して
配属されてきたのが平野慶子(仮名)という、とても優秀な子でした。

ただ、優秀ゆえか、やや協調性に欠けるきらいがあり、他の女子行員達との間でも
時として摩擦をおこしていたようです。端正な顔立ちではあるのですが、
いつもかけているベッコウ色のメガネに他を寄せ付けない雰囲気があり、
そうしたインテリ然とした風貌も、周囲の反感を買ったて居たような気がいたします。

このままでは支店の雰囲気が悪くなるばかりでなく彼女自身の為にも良くない、
と一念発起した私が、所属していた地域の登山同好会に彼女を誘ったのは、
秋も深まった十月半ばのことでした。当時、同好会では新規会員を増やす為に、
週末のたびに簡単なハイキングを催していたのです。

当初はまるで聞く耳を持たなかった彼女も、私の熱意にほだされたのか、
四回目の誘いでやっとOKしてくれました。

そして抜けるように青空の広がった日曜日、私と彼女を含めた一行約二十名は、
電車を乗り継いで信越本線の松井田駅に降り立ち、
妙義山に足を踏み入れておりました。

彼女にとって周りは私を除いて見知らぬ人達ばかり。
しかし「孤高慣れ」している彼女は、それを気に留める風もありませんでした。
それでも同好会の仲間は一様に彼女に好意的で何やかやと世話を焼き、
やがて彼女も、日頃はほとんど見せたことのない笑顔を見せるようになったのです。

私は〈してやったり〉の気分でしたが、それにも増して心地良かったのは、
周囲からのちょつと意地悪な激励でした。

「こんな優しい上司がいて慶子さんも幸せですよ」
とリーダーがおだてれば、彼女が足を滑らせそうになって私の腕にしがみ付くと、
「おやおや。頼りにすべきは、やっぱり上司ですか。我々の出る幕はないなぁ」
と会員の一人が囃し立てる。すると彼女がはにかんで顔を赤らめ、
私のほうは照れ臭くて頭を掻く・・・といった具合で、なんともムズ痒い気分なのです。

極め付けは昼食の時でした。私に寄り添って座った彼女が、
手作りの玉子焼きやウインナー、漬物等を恥らうようにして私に手渡すのです。
梅干入りのお握りしか持参していなかった私は、その細やかな心遣いに驚き、
照れるばかりでした。しかも、彼女が身を寄せてくると、
なんとも言えない甘い香りが流れてくるのですから堪りません。

日頃は孤高としている彼女にこんな一面もあったのか、と驚くと同時に、
まるで恋人と初デートを楽しんでいるような気分で、あらぬ妄想まで沸いて来るのです。

因みに家内との夫婦仲は決して悪い方ではありませんでしたが、
「こんな可愛い愛人を囲う事ができたら、どれ程幸せだろうか」
などと私が思ってしまったのも、解放感のなせるワザだったのかも知れません。

澄み切っていた空が風雲急を告げたのは、昼食後に登山を再開して間も無くの事でした。
空模様が俄かに怪しくなって、ポッリポッリと雨が落ちて来たのです。
山の天気は変りやすいものです。一分と経たない内にドシャ降りに成って居りました。

「前の人の背中を見て進め!隊列を崩すな!」
リーダーの怒鳴る声が響きます。しかし会員の一人がドッと駆け出したのが発端に成って、
隊列はたちまち崩れておりました。とっさに彼女の手を引いた私も無我夢中で駆け出し、
二人はズブ濡れに成って雑木林の中を走り続けました。

「参ったな。すまん。こんな事に成っちゃって。恨んでるだろ?」とっさに逃げ込んだ
畳一枚ほどの窪地にで、私は彼女の額に滴る雫を拭いながら詫びました。
大木の根元がえぐれて出来た窪地は、雨を凌ぐのには格好の場所でした。

「いいえ。あたし、恨んでなんかいません。だってすごく楽しいんです。
 夢中で走ったのなんて久し振り」
ずり落ちそうなメガネを押さえ、彼女が照れて笑います。
抱き締めてやりたいほどいとおしく思いました。

雨は当分やみそうにもありません。他の会員たちはどうしたのだろうかと、ふと心細くなります。
しかし予期せぬ事態が起こったのは、それから五分と経たないうちでした。
彼女がなにやら腰をモゾモゾと動かし始めたのです。

「如何したの?」
「い、いえ・・・なんでもありません」
姿勢を正して彼女が応えます。しかし、暫らくすると、また腰をモゾモゾと動かすのです。
「如何したんだ?もしかしてオシッコしたくなったのか?」
思い切って聞きました。
「え、ええ・・・」

彼女が顔を真っ赤にして俯きます。
雨でズブ濡れになって一気に体が冷えてしまったのでしょう。
しかし雨は止むどころか、ますます激しさを増しています。

これでは外へ出て用を足すのはとても無理、
かといって、この窪地で用を足そうとすれば、彼女は私の見ている前で秘め所を
晒さねば成らないのです。うら若い女性に其れを命じるのは、如何にも残酷でした。

「分かった。じゃ、僕が外に出るとしよう。
 君はここでオシッコするといい。終ったら呼んでくれ」
「だめです?そんなことしたら次長がズブ濡れになっちゃいます!」
「しょうがないじゃないか。それとも君は僕がここにいても構わないってのか?
 僕のすぐ横でお尻を丸出しにして、しかもオシッコの音まで聞かれちゃうんだぞ」

自分で言っておいてなんとも無責任ですか、私は自分の吐いた言葉で思わず体を
火照らせておりました。相手はうら若い女性。しかも人一倍プライドの高い平野慶子。
そんな彼女がすぐ横で秘めやかな部分を露出させ、
放尿という、なんともエロティックな行為を行なう・・・
そんな姿を想像すると、愚かしいほど猥褻な気分になってくるのです。
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