たった一度の不倫。其のニ
〜部下のOLとの欲情ハイキング〜

「雨音に消されて、オシッコの音なんかきこえないでしょ?」
彼女は泣きそうな顔で念を押します。日頃の孤高とした姿からは想像もつかないほど
気弱な言い様でした。私は雑念を懸命に振り払って、なかばムキに成って答えました。
「分かったよ。君が構わないって言うんならそれでいい。
 僕は眼をつぶって耳を塞いでる。思う存分オシッコをしなさい」
そう告げると私は彼女に背を向けて目をつぶり、耳を塞ぎました。

ややあって聞こえてきたのはカソコソという衣擦れの音でした。
耳を塞ぐ振りをしただけで、実は背後の気配に全神経を注いでいたのです。
いま脱いでいるのはジーパンか、それとも下穿きか・・・

衣擦れの音が止み、気配が一瞬止まりました。彼女は尻を剥き出しにして屈んでいるに
違いありません。背を向けて目をつぶってはいても、彼女が緊張しきって私の動向を
窺っているのは分かりました。が、彼女の羞恥を思いやる一方で、
私の脳裏に浮かんできたのは女体の秘めやかな部分でした。

陰毛はどんな生え方をしているのだろうか。陰毛の奥にある女の器官はどんな風だろうか。
割れ目の内側に隠された肉の襞はどんな色をし、その奥に息づいている淫らな部分は
いかなる湿りをたたえ、いかなる臭気を篭らせているのだろうか。
そしてその後方にすぼまった肛門は・・・と、あらぬ妄想が次々に浮かんで来て、
とても尋常な気分ではいられないのです。

若い女の猥褻な器官が、ちょつと手を伸ばせば届く距離に拡がっている・・・
そう思うと、不謹慎にも股間が疼くのを感じました。
結婚してからかれこれ十年。家内以外の女性には目もくれずに仕事に打ち込んで来た
わたしにとって、それはまさに悪魔の誘惑でした。

チャッ・・・。かすかな音が聞こえてきました。
躊躇いがちに垂れた小水が枯葉を叩いたのでしょう。 
全身を硬直させて耳を澄ませます。そして次の瞬間、放尿音が堰を切ったように
シャーッと鳴り響いたのです。

振り向きたい衝動に駆られました。変態と笑わないで頂きたい。
放尿中の女性の秘め所が、振り向けば直ぐ其処にあるのです。
もし私にもっと粗暴さがあれば、無防備な彼女を振り向きざまに押し倒し、
欲情を遂げる事だって出来るのです。

彼女は懸命に羞恥を殺して放尿しているに違いありません。一方の私は歯を食いしばって、
おのが欲望と闘いました。放尿音ごときで欲情するとは何事!
私には社会的な地位も妻子もある。こんな些細な出来事で全てをフイにする積りか!と。

放尿音が下火になると、ゴソゴソと何かを探るような音に続いて、
彼女が不意に言いました。
「大変。チリ紙がビショ濡れになってる」
蚊の泣く様な声でした。

当時すでにポケットティッシュが出回っていたかどうか
記憶が定かではありませんが、いずれにしろ、
リュックに入れて置いたチリ紙が、
染みた雨で使い物にならなく成っていたのでしょう。

「僕のを使うか?これなら大丈夫だろう」
ビニール袋に包んであったチリ紙をリュックから取り出した私は、
後ろに手を回して彼女に渡しました。もっとも、これでは聞き耳をたてていたことを
自ら白状してしまったも同然ですが。
「す、すいません。お借りします」

カソコソと聞こえてきた音。
それは紛れもなく小水で濡れた陰部や肛門を拭いている音でした。
私の手渡したチリ紙が彼女の秘めやかな粘膜に触れている・・・
それは間接キスの快感と似ていて、
私の中に欲情が再び止め処もなく込み上げて来ました。

「ありがとうございました。本当に助かりました」
彼女が見繕いを整えて立ち上がり、頬を赤らめて頭を下げます。
紳士を装って苦笑いして見せたものの、
私の心中はまだ穏やかではありませんでした。

使用済みのチリ紙は捨てられていませんでしたが、
枯葉の上には小水の黄色い溜りが残っていて、私と咄嗟に眼を逸らしておりました。
それに気付いた彼女が、慌てて枯葉を寄せ集めて溜りに被せます。
そしてそんないじらしい姿にも、私は彼女の中に「女」を感じたのです。

雨も上がり、なんとか他の会員たちと合流したものの、それからの私の思いは複雑でした。
彼女は紺色のジーパンを着ておりましたが、視線がどうしてもその尻や股間に向いてしまい、
放尿姿を思い浮かべては妙な気分に成って来るのです。
そんな自分の卑小さが、堪らなく嫌でした。
もっとも、彼女の前では懸命に平静を装い続けたのですが・・・

切なさが込み上げてきたのは、両毛線の足利駅で散会した時でした。
「とっても素敵な思い出になりました。明日からまた頑張って仕事が出来そうです」
「そうか。それは良かった。誘った僕としても嬉しいよ」

互いに言葉を交わしてはいても、あくまでも社交辞令でしかなく、
どこかぎこちないものを感じました。そして其れは彼女にしても
同様だったような気がいたします。辺りはすでに暗く成っておりました。

「じゃ、また明日な。元気で出社してこいよ」
「はい。あ・・・あのォ・・・じゃ・・・失礼します」
ペコリと頭を下げて身を翻した彼女でしたが、やはりどこか物言いたげでした。

「あのォ・・・」
彼女が不意に振り向きました。
「あたし、とんでもないこと事しちゃったんですよね。
 上司のすぐ横でオシッコだなんて。でも感謝してます。
 あんな破廉恥なことしたのに、知らんぷりしててくださったから」

泣きそうに言って彼女がうつむきます。街灯の薄明かりの中でも
顔を赤らめているのが分かりました。私はとっさに答えました。
「そんなこと気にするな。それより、時間、もうちょつといいかな?
 もう少し一緒に居たいんだけど」
「・・・・」
返事がありません。やはり言うべきではなかっか・・・と落胆しかけた、その時です。
彼女が思い詰めたように口を開いたのです。
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