肉欲と嫉妬の三年間。其の三
◇底無しの愛欲◇

それからの私は、坂道を転がる石のごとく吉村と共に不倫の道をひた走ったのです。
一度、歯止めを失うと、私という女はどうにも自分を押さえ切れなく成ってしまうようです。

けれども、私はこんな自分に新しい発見をする思いで一杯でした。
まだまだ、私にも情熱が残っていた。
男に恋い焦がれる若々しい感情が潜んでいたのだ・・・。

私はこういう自分に恍惚としていました。
吉村と不倫を重ねるうち、夫や子供に対する罪悪感も麻痺して、
ただ愛欲にのみ没頭するように成ってしまったのです。

吉村とは、週に一、二度は必ず密会を持つようになっていました。
勿論その事はひた隠しにしてはいましたが、どうしても“色に出にけり我が恋は・・・”
という事になってしまったのでしょう。
「おかあさん、この頃すごくキレイに成ったみたい」
「ホント。お勤めに出るようになってから、人が変わったみたいねぇ」
私の変化に、子供たちがいち早く気が付きました。夫も言葉にこそ出しませんでしたが、
浮かれ気味の私の態度を不審に思っていたに違いありません。

やがて、私の不貞がパレる時がやって来ました。吉村と関係を持って半年、
初めは慎重だった私たちが段々大胆になって来た頃の事です。

何時ものようにホテルで愛し合ってから、私は家まで吉村の車で送って貰いました。
こんな危険な真似が出来たのも、慣れのせいばかりではなく、
私と吉村の間に離れがたい濃密な関係が芽生え初めて居たからなのでした。

「ありがとう。今夜も素敵だったわ」
家の前に車を停めて、私達はしばし見つめ合いました。このまま別れたくない、
夫と子供の待つ家へ戻りたくない・・・切ないほどの気持ちに、
今にも押し潰されてしまいそうでした。

「君こそ素晴らしかったよ。・・・もうお別れだね。また明日、会えるのに淋しいよ」
「私だって!ああ、帰りたくない!」
運転席と助手席で、私達は抱き合いました。
どちらからともなく、口唇を求め合っていました。

「好きよ、好きよ、吉村さん!」
口唇を吸い合うと、私の肉棒には怖いほどの欲情が満ち満ちてきました。
ほんの一時間前に、イヤというほど愛し合ったと言うのに、何と貪欲な女なのでしょう。
しかし、貪欲なのは吉村も同様でした。

「リアシートへ行こう、郁子さん」
充血した目で、吉村が誘いました。そこが自分の家の前だと言う事も忘れ果て、
私は頷いてしまったのです。

後部座席へ移ると、私達は再びケダモノに変身しました。
暗闇のカーテンをこれ幸いとばかりに、淫ら極まりない行動に及んだのです。
「ああっ、欲しいわ!また欲しくなっちゃったの、あなたが!」

私は、激情に赴くままに吉村のズボンのジッパーを引き下げていました。
そしてブリーフからペニスを引っ張り出し、おもむろに口を付けていたのです。
「う、ううっ、い、郁子さん!」

車中で口淫しながら、私は『ガーブの世界』という小説を思い出していました。
やはり私のように不倫していたヒロインが、車中でフェラチオに狂っていた際、
アクシデントが起こって相手のペニスを食い千切ってしまう。といった場面がありました。
その事故がもとになって、ヒロインの不倫が発覚してしまったのです。

一瞬、嫌な予感が頭を掠めましたが、一旦はじまった情事は急には止まりません。
私は口淫に夢中になりました。
そのとき、車外から夫が覗いていようとは夢々知らずに・・・。

「うーっ、いいよ、最高だよ、郁子さん!」
私も吉村も、二人だけの世界に溺れていました。このスリル溢れる状況でのフェラチオは、
中年に差し掛かった男と女の理性の息の根を完全に止めてしまったのです。

口中で、吉村のモノは凛々しく勃起していました。そんな彼が愛しくて愛しくて、
何時までもしゃぶっていたい。と私はスッポンの様に喰らい付いて離しませんでした。

「あ、あ、あ、まずいよ、郁子さん!恥ずかしいが、もうダメだ。出てしまいそうなんだよ!」
吉村をすべて啜り込んでも構わない・・・。そういう気持ちもありましたが、
私の肉体も狂おしいほど彼を求めていました。

「私に、私にさせて!」
気が付くと、私は吉村の上に跨っていました。
私の下腹も、すでに大洪水さながらに潤い切っています。
直後、私のそこは何の躊躇いもなく吉村を呑み込んでいました。

「ああっ・・・ううううっ・・・」
私は夢中に成って腰を弾ませていました。
車体がギシギシと唸りを上げるほど、腰を打ち付けていました。
「あーっ、あーっ、どうして、どうして?こんなにいいのっ!」

底無しの愛欲を満足させるべく、私は動きました。回転しました。
対する吉村もまた、欲情のありったけを込めて腰を突き上げ続けたのです。
このとき、私は地獄に堕ちた自分に気づきました。
なり振り構わず肉愛に耽る自分に呆れてもいました。

しかしその一方で、もう吉村なしでは生きていけないと諦めても居たのです。
夫とのぬるま湯のような生活だけでは息もできない、死んだも同然、
吉村がいてこそ、私は女としての自信と潤いをまとって生きて行くことが出来るのです。

「好きよ、死ぬほど好き!ああーっ・・・」
吉村と私は、一分の隙もないほどピッタリと密着していました。
文句の付けようもない充足感でした。

肉愛から始まった関係ですが、心など後から付いて来るものです。
肉体からはじまる愛もあるのです。いまや、私の肉体も心も吉村のものでした。
全身全霊で、私は吉村を求めてやまなかったのです。

「あうっ、いくわ、またいくわ、私・・・許してっ!」
吉村の首にしがみつきながら、私は達していました。
その日、二度目のアクメでした。
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