女性の性感覚の不思議。其の三
◇岡場所での筆下ろし◇

「試してみるのが一番だろぅ」
大学生がそう言った。
「モノを見ずに皮かむりだとか勃たんとか、推量で断定するのは科学的でない」
さすが大学生であった。
「そんな難しいこと口にして・・・入れるか入れないかだけでしょう、身を立てるのが学問なら、
 アタシなんかこれまで、何本学生さんの身を立たせて来たかわからんわ、
 群馬大の学長さんから感謝状貰っても不思議でないわ」
そう言いながら彼女は、私を手招きしたのである。

「脱ぎなさい!」
まるで命令であった。
「バカ!服をぬいでも仕方ない。ズボンとパンツ!」
まだセックスに対して殆ど無知であった私は、
言われるままに素直にズボンとパンツを一気に脱いだ。

「やっぱり生えてない」
女がそう言うと、
「その代わり、舐めても草分けをせずに済む、物事、万事裏表あり・・・」
学生がまた、難しい事を口にした。
「皮被りで小便くさい。洗った事あるの、ここ・・・?」
そう言って女が私のモノをギュツと握って一気に皮を剥いた。

「痛いッ!」
あまりの痛さに私は悲鳴をあげた。ペニスの下の筋が切れたような気さえした。
それほど痛かったのである。
「バカ!痛がるのは女の仕事だよ。男のくせに・・・。アーア、汚れて汚い!」
女はさも汚いものに手をふれたかのように、慌てて手を私のペニスから離すと、
大学生の方へ怒りの視線を向けて言った。

「こんな汚いチンポを私の中へ入れさす気?」
「綺麗は汚い、汚いは綺麗、シェクスピアという大英帝国の文学者が
 “マクベス”という芝居の中で、三人の魔女にそう喋らせている。
 要するに、洗えば良いのである」

大学生に言われて私は、階下の水道の所へ連れて行かれ、
冷水で今剥けたての痛みペニスをごしごしと洗われた。
おかげで袋は縮み上がり、ペニスも縮こまってしまった。

「勃ちもしないのに・・・」
相変わらず女は軽蔑の口調であった。
「咥えてみたら・・・」
大学生がそう言った途端、女は私のペニスを口に含んだ。
一瞬私は噛み切られるのではないかという恐怖と、汚いと云う感情を同時に感じていた。
しかし、おんなの口の中の温もりは心地良く、意外や、
私のペニスは女の口の中で大きくなったのである。

「ソラ見ろ。使えるじゃないか。サ、一生一度の大サービスで、筆下ろししてやってくれる。
 初物も初物、イキのイイ取れたてのチンポだぞ」
「それなら、いただこうか」
そう女が言って、先ほどまで私の座っていた座布団と、他に二枚の座布団を取り寄せて
三枚を一列に並べると、その上に下半身裸にした私を寝転がしたのである。

「いまから、気持ちいいこと教えてあげるから、あんたも頑張ってオチンチン勃たせるのよ」
そう言いながら女は、私のペニスを掴んで私の上に跨った。
そして手で掴んだ私のペニスを股の間のヌルッとした所へ滑り込ませたのである。

「ホラ・・・入れると気持ちいいだろう?エッ、どう?」
確かに気持ちが良かったので私は頷いた。
「よし、素直でいい子だよ、でもネ、捧げ銃だけじゃダメ。動いて!ホラ、
 私の中をオチンチンで貫くように突っつくのよ」
言われて私は突いた。夢中で突き捲くったので、殆どアッと言う間に洩らしてしまった。
時間にして二分間ももたなかったようである。

「もう早いんだかラァ・・・まあ、最初だから仕方がないか。じゃ今度は見学していなさ」
そう言いながら女は私の腹の上から退くと、私をゴロリと転がして、
座布団の外へ押し出しその座布団の上に、
今度は自分が仰向けになって寝そべったのである。
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