越後湯沢での夫婦交換。其の三

リビングに戻ると、須藤さんと妻は半裸状態で口を吸い合い互いの性器を
弄りあっていた。
全裸でのペッテングやセックスは何か神々しささえ感じられる時も有るが、
セーターとブラジャーが首の下まで、スカートは腿の付け根まで捲り上げられ、
須藤さんに責められている格好は中々卑猥でいやらしい。

しかも須藤さんのズボンとパンツは膝の上まで下げられ、妻がむんずと彼のペニスを
握って擦り立てている様は、まさにソープ嬢のそれと全く同じ光景でエログロの世界、
さかりのついたオスとメスの本能丸出し、ペニスとオマンコの世界である。

そんな妻の本能を曝け出した痴態に、私はぞくぞく興奮させられ、激しく劣情を催された。
妻も貴子さんも自分たちの交合する姿を見られて燃え上がる質だから、お互い様と言う
気持ちで眺めて居るのだろう。

暫くして貴子さんが
「お先にお風呂頂いたわよ」と声を掛けると、妻は須藤さんの動きを制して、
「あら、長かったわネ」と口元に軽くふくみ笑いを浮べ、
「それじゃ私達と交代ね」と、須藤さんと浴室に向かった。

 

やがて四人が揃う、全員裸のままでバスタオル一枚を腰に巻いた姿である。
部屋の暖房も隅々まで行き渡り全裸で居ても汗が滲み出てくる程に成っていた。

まずは、再会を祝して改めてビールで乾杯する。四人はテーブルを挟んで向かい合う。
無論私の横には貴子さん、妻の横には須藤さん、テーブルの上に並べられた料理は
一見して精の付くものばかり、三日二晩連続のセックスを期待する妻達の下心が
見て取れる。

ワイワイガヤガヤ、お互いの性生活の近況や、
昨年施した貴子さんの一週間変態調教プレーに花が咲いた。
『いやぁ、貴子さんの変身振りと言ったら凄いですよ。
　こんなにもエッチに成れる物かと、驚いてしまいましたよ』　
「ええ、是も高田さんのお陰ですよ、今では毎晩私に、
　（今日もして、出来る？）て、おねだりするんですよ。
　なぁ貴子」と、須藤さんは嬉々として話す。

隣の貴子さんは普段は物静かなおとなしい人だ、
日頃の秘密をあからさまにされ、恥ずかしいのか下を向いたまま押し黙っていた。
「近頃は毎晩ですから・・・私のペニスを握って寝かせて呉れないのです」
須藤さんは、オーバーな表現をしてそう言った。すると妻が、
「えっ、貴子さん毎晩してるの？」
と驚きとも羨望ともつかぬ顔で問いただした。

「そうですよ。生理の時以外。もっともその時でも、私のペニスを十分でもニ十分でも
　しゃぶってからでないと寝ないのですよ」
と須藤さんはまことしやかに話すのだった。
「実はですね、今朝も五時過ぎでしたか、
　下半身に何か違和感を感じて目を覚ますと、
　女房がペニスを銜えて居るのですよ」
私も妻も食べる手を止めて話しに聞き入った。

「こんな朝っぱらから如何したんだ、と聞くと、
　（だってこのオチンチン今日から三日間幸恵さんに食べさせてあげるんでしょう、
　幸恵さんに精子を上げたくない、私に全部頂戴！）と言うんですよ」
須藤さんは、面白おかしく調子を付けてオーバーに話すのだった。

そんな話を聞いていて、私のペニスはギンギンに立ってきた。
鈴口からとろりと先走りの汁が流れ出るのが自分にもわかった。
貴子さんの手を取り、バスタオルの下に忍ばせると、
指先はペニスを探し当てると慣れた手つきでギューッと握りしめてきた。

それから貴子さんの肩をそっと抱き寄せ耳元で、
「今の話、本当なの？」と囁くと、
「本当よ」と私のペニスを握る指先に更に力が加わった。

そんな貴子さんを見て妻も刺激され、彼女に負けては居られないとばかりに
須藤さんの股間に手を伸ばして、愛しむようにシコシコと扱き始めた。
暫く妻の為すがままに任せていた須藤さんだが、やっと、
「少し片付けて、それではお待たせのビデオにしましようか？」
と場を転回させた。

「高田さんも、幸恵さんもプレイの前にこれ、如何ですか？
　ロスで買った物ですが」
飲み物だけが並んだテーブルの上に、須藤さんがピンクのラベルの小瓶を置いた。
それはアダルトグッズの媚薬に違いないのだが、私達夫婦には経験がない物だった。

まさか非合法の麻薬では有るまいかと、恐れる気持ちも有ったが。
須藤さんに勧められるまま匂いを嗅ぐと、ふんわり甘酸っぱい香りが漂ってきた。
確かに頭がくらくら痺れる感じがして、催淫効果は有りそうだ。

「どうです？奥さんにも」
と須藤さんは妻にも勧めるので、私は妻にそれを手渡した。
妻は興味津々くんくんと香りを嗅ぎ、最後に大きく深呼吸をした。
その後は、貴子さん、そして須藤さんと回し嗅ぎして、
四人は淫らな気分を高め合った。